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【企業研究】デジタルハーツホールディングス(3676)を調べてみた!

今日の株紹介はこちら!

 

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デジハHD(3676)


ゲームソフトデバッグデジタルハーツホールディングス(3676)です!

 

企業指標

各指標(更新日時ベース)
予想PER:16.6倍
PBR:4.29倍
ROE:38.6%
ROA:17.9%
自己資本:4,791百万
有利子負債自己資本比率:47%
過去3年売上平均成長率:9.2%
空売り状況:なし
配当利回り(過去3年平均):1.38%(13.5円)
株主優待:なし

指標的には?

指標を見た瞬間驚くほど、とにかくROEが高いです!

 

30%を超えるROEはなかなか見ることができません。

 

しかし、ROAは昨年に比べて減少しており、ROEとの差が大きくなっています。

 

実はこれは、後述のエンタープライズ事業に先行投資をしたためであり、財務レバレッジが高まっているせいなんですね。

 

よって、実際の実力値という点では昨年度ベースで見た方がよいかもしれません。

 

しかしPERはこのようなソフトウェア関連の銘柄としては低めで、割安感はありますね。

 

また、資本、負債共に、自己資本が潤沢で、大きなリスクはありません。

 

総じて、指標的には良いです!

 

指標評価

成長性   :★★☆
持続性   :★★☆
配当・優待 :★☆☆

 

事業内容は?

デジタルハーツHDの事業は、大きく分けて二つで、エンターテインメント事業エンタープライズ事業に分かれます。

 

まず、エンターテインメント事業はゲーム、娯楽関連で、売上の80%がデバッグテスト事業です。

 

現在のデジタルハーツHDの売上、利益は、この事業が全てと言って過言ではありません。

 

この事業の売上は年々伸び続けていて、デバッグ市場の受け皿として機能できていると評価できます。 

 

このデバッグ事業は、ゲーム関連のテストなので、「とにかく量」が求められる業界だと考えられます。

 

よって、いかに低コストで量をこなすかが主な戦略となりそうです。

 

その場合、どうしてもゲームのテストパターンには人数が必要なので、安くこなすには人的リソースを安くするしかありません。

 

つまり、アルバイトです。

 

「ゲーム デバッグ」で検索すると、下記のようにデジタルハーツHDのアルバイト求人が見つかります。

 

もちろん、コストを意識した人材採用であり、市場要求を考えると合理的です。

 

dh-recruit.net

 

このようなビジネスモデルである場合、売り上げ単価はなかなか上がりません。

 

また、ゲーム市場の縮小が発生したとき、ノウハウなどの蓄積がなく、独自の戦略を立てることが難しい可能性があります。

 

このような背景もあって、新しい柱として立ち上げているのが、BtoBであるエンタープライズ事業であると考えられます。

 

エンタープライズ事業のBtoBでは品質要求が高いため、ノウハウが生きてくるわけです。

 

現在、この事業は成長段階で、先行投資、人材採用を積極的に行っています。

 

デジタルハーツHDの株価が下がっているのは、この事業に対する先行投資が利益率を圧迫しているからです。

 

 

このエンタープライズ事業はシステムテストITサービス・セキュリティに分けられます。

 

システムテストに関しては、市場への本格参入のため、LogiGearグループ(米企業)子会社化によるテスト自動化、ベトナムテスターなどの低コスト、高品質施策を推進しています。

 

テスト自動化の効果が出るのはまだ先と考えられますが、決算資料にあるように2022年には7割以上を自動化するという野心的な計画をしており、計画を実現することができれば、システムテスト業界から注目されることになるでしょう。

 

ITサービス・セキュリティに関しては、システム開発の位置づけですが、システムテストシナジーがあるように見えるので、独自のサービスを作り出すことができるかもしれません。

 

 

今後のデジタルハーツHDの成長は、積極投資の結果にかかってきます。

 

今後の成長はまだ未知数ですが、株は「成長するかもしれない銘柄に期待してお金を預ける」ものです。

 

デジタルハーツHD、面白いのではないでしょうか!

 

おすすめ度は?

★★★☆☆(投資成功するかどうか!)

 

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