【企業研究】日本駐車場開発(2353) を調べてみた!
今日の株紹介はこちら!
駐車場リース、スキー場運営、テーマパーク運営の日本駐車場開発(2353)です!
企業指標
事業内容:駐車場サブリース、傘下でスキー場、テーマパークを展開。商業施設での運営受託も。
各指標(更新日時ベース)
予想PER:20.71倍
PBR:6.42倍
ROE:32.1%
ROA:17.3%
自己資本比率:37.0%
有利子負債自己資本比率:69%
過去3年売上平均成長率:5.29%
空売り状況:無
配当利回り:2.56%(4.5円)
株主優待:有
指標的には?
PERは、他のパーク24(4666),パラカ(4809),アズーム(3496)といった他企業も低めですが、その中でも、日本駐車場開発は少し低めです。
ただ、特別な割高感、割安感はありません。
日本駐車場開発に関しては、ROAも高めなので、指標としては良い感じです。
そして、借金の割合が70%程度ですね。
リース事業なので、投資が先行するのは仕方ないことですが、この水準は他の同業と比べて低いです!
また、配当金もしっかり出ています。
配当金が2%を超えてる株を紹介したのは初めてかもしれません。
持ち続けて損のない株といえるでしょう!
配当・優待
優待は、全体的にアウトドアをよくする方なら、使える場面があるかもしれません。
ただ、全員に魅力的な優待ではありませんね。
ちなみに、1000株となっていますが、現在株価は200円未満なので、そこまで大きな投資ではありません。ご安心を。
事業内容は?
事業内容は、駐車場のリースと、スキー場の運営、テーマパークの運営と主に3つあります。
売上比率は、駐車場68%、残りをスキー場、テーマパークで等分といったところです。
市場の地合い
まず、駐車場に関してです。
日本の自動車市場は横ばいです。
よって、国内にこれから車がいきなり増えることもありませんし、急激に減ることもありません。
ただ、MaaSは今後増えていくことが期待できますので、どのようなサービスを提供できるかが今後の価値を作ります。
さらに、新興国では車の需要は伸びています。よって海外市場はまだ期待ができます。
他の事業に関しては、現状のところ、特出した動きは想像できません。
地合いとしては横ばいだと思います。
事業
日本駐車場開発は全体の70%の売上を誇る駐車場事業で、右肩上がりの伸びを見せています。
この事業は5年以上売上が伸び続けていて、直近決算では、経常利益が前期比15%以上の伸びを見せています。
長い期間成長しているのは、経営の腕の良さと、事業基盤の固さを示しており、好印象です。
売上、利益の伸びの理由は、価格設定の適正化と、海外駐車場の売上です。
駐車場の価格設定は生命線であり、本業がうまく回っている証拠となっています。
本業のベースがしっかりしているのは安心できますね。
そして、海外駐車場に関しては、伸びている新興市場への取り組みが、すでに結果となって表れていることも、素晴らしいです。
海外売上が前期比+22.5%増と、市場の伸びを含めて、将来に楽しみがたくさんあります。
また、売上以外の要素では、管理費の削減も積極的に行っていて、利益率向上に大きく貢献しています。
こういった地味な取り組みは、企業の体質を筋肉質にするので、僕は好きです。
しかし、駐車場以外の事業は地合いが良いとは言いにくく、売上が伸びているのに、利益の伸びがついていっていません。
それでも、この二つの事業は、全体売上から見て、無視できるほどの売上比率ではないので、日本駐車場開発を評価するとき、そこが難しいところです。
総じて、日本駐車場開発は、本業として期待する部分は大きいですが、他の事業の今後に不安があるのでどうしようか、といった感じになります。
最後に、株価に関してですが、1株170円程度と、かなり安いため、価格操作に注意が必要です。
また、今までの値動き幅が小さいこともあり、今後株価がどのようになっていくのか、見えないところがあります。
僕的にはエントリーが難しい銘柄かな、という印象です。
おすすめ度は?
★★☆☆☆
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